インビザラインの加速装置って？メリットや注意点は?!?!

2023.01.31

マウスピース歯列矯正の中で、世界中で高い治療実績をもつ「インビザライン」。

インビザラインの全体矯正の場合、治療期間は平均すると2年～3年かかるといわれています。（もちろん患者様一人一人の症状やアライナーの装着時間によっても変わります）

ですが、その治療期間を短縮できる画期的なツールといわれているのが加速装置です。

目次-contents-

1 インビザラインの加速装置とは？どんな加速装置があるの？
2 インビザラインで加速装置を使用するメリット
3 インビザラインで加速装置の懸念点
4 加速装置の使い方
5 まとめ

インビザラインの加速装置とは？どんな加速装置があるの？

マウスピース矯正のインビザラインにおける加速装置とは、歯列矯正の作用を促進して本来の治療期間を短縮するための装置です。

（歯科矯正を行っているクリニックでは加速装置の活用だけでなく、治療期間の短縮を狙う外科処置を採用することもあります。）

アクセルデント（AcceleDent）

アクセルデントと呼ばれる加速装置は米オーソアクセル・テクノロジーズ社によって開発・製造・販売されている加速装置です。

アクセルデントの加速装置の使用方法は毎日20分間装置をくわえて、微細な振動を歯に与えて歯の動きを速める手法です。

また、アクセルデントはアメリカ「米国食品医薬品局（FDA）」に安全性が承認・認可されている矯正加速装置です。

オーソパルス（オルソパルス、Orthopulse）

オーソパルス（オルソパルス）は、カナダのバイオラックスリサーチ社が、開発・製造・販売している矯正加速装置です。

オーソパルスもアクセルデント同様、FDAの認可を得ている矯正加速装置です。

オーソパルスの加速方法はアクセルデントの微細な振動による方法とは異なり、近赤外線により歯肉組織を活性化させることで、痛みを緩和しつつ歯の動くスピード加速させる方法です。

使用方法はアクセルデントと同じように、装置をくわえるだけです。毎日10分使い続けると、治療期間を従来の30％～50％短縮できるといわれています。

インビザラインでは１週間～2週間に1回マウスピースを交換するのが普通ですが、オーソパルスを使用すれば交換頻度を3日～5日に１回にまで短縮が可能といわれています。

インビザラインで加速装置を使用するメリット

治療期間が短縮が期待できる

アクセルデントやオーソパルスなど、加速装置を使用する最大のメリットは、加速装置といわれるようにインビザラインの治療（歯の移動）を加速させるため治療期間の短縮が期待できるのが最大のメリットです。

インビザラインの場合、治療には2年～3年かかるのが一般的ですが、加速装置の使用で場合によっては7カ月～1年にまで短縮できるといわれています。

（皆さんの症状によっては短縮できる期間は変わります）

マウスピースが通常時より清潔に保てる

インビザライン矯正では通常時、マウスピース（アライナー）を1週間～2週間に一度に交換しますが、加速装置を利用するとそのマウスピース（アライナー）交換頻度が高まります。個人差はありますが、交換頻度が高ければ高いほど、１つのマウスピース（アライナー）を使用する期間が減少するためマウスピース（アライナー）を清潔に保てることにもつながります。