インビザラインの治療期間を早めたい!平均期間や短縮するためにすべきこと

インビザラインの治療期間を早めたい!平均期間や短縮するためにすべきこと

インビザラインの治療は、少しずつ歯をずらして歯列を整える方法なので、長い期間が必要になります。場合によっては、治療期間が伸びて想定以上に長くなってしまうことも。

インビザラインの治療期間はどのくらいかかるのか、平均期間と短縮するためにすべきことについて解説します。

インビザライン治療の平均期間とは

インビザラインの治療期間は、歯をどれくらい動かすかで変わります。治療平均期間は約2~2年半ほどで、ほとんどの症例で2年以上かかります。

インビザラインはマウスピース(アライナー)を使用して、歯を少しずつ動かす矯正治療です。1枚のマウスピースで動かせるのは約0.25~0.35mm程度のため、1mm動かすだけでも約2ヶ月ほどの時間が必要になります。

さらに、移動したばかりの歯は、元の位置に戻ろうとします。そのため、歯が綺麗に矯正できたあとも、歯の後戻りを防ぐ保定期間が必要です。保定期間中はリテーナーと呼ばれるマウスピースを使用します。

保定期間は矯正期間と同程度の時間が必要になるため、1年治療したら1年の保定期間が必要です。そのため、インビザラインの治療平均期間は約2~2年半になります。

インビザラインの治療期間が長くなる原因

インビザラインは自己管理が重要な治療です。そのため、きちんと自己管理を行わないと、インビザラインの治療期間が長くなります。ほかにもさまざまな原因で治療期間が長くなる場合があります。

インビザラインの治療期間が長引く原因について解説します。

治療中に虫歯や歯周病になる

虫歯になると歯を削ったり詰め物を入れたりする虫歯治療が必要になります。歯周病になると歯を支えている骨が溶けてぐらぐらしたり、歯が抜けてしまうことも。

虫歯や歯周病の影響で歯の形が変わると、治療計画を立て直したり、マウスピースを作り直したりするケースが多いです。

マウスピースの制作にも時間がかかるため、その分治療期間も長くなります。

マウスピースの装着時間が不十分

インビザラインのマウスピースは1日20時間以上装着する必要があります。理想は22時間以上と言われていますが、20時間を満たない日が続くと、予定していた治療計画とズレが生じて遅れが出てくることも。

一定の圧力をかけ続けることが大切な治療のため、装着時間が不十分だと治療が長くなる可能性が高いです。

また、装着時間を守っていても、頻繁に取り外しをくり返すと効果が減ってしまうため注意しましょう。

マウスピースを正しく装着していない

マウスピースは歯から浮かないようにしっかり装着する必要がありますが、自分ではしっかりマウスピースをはめているつもりでも、微妙なズレによって浮いていることもあります。

浮いたままだとマウスピースの効果が減ってしまうので、治療期間が長くなってしまうことが多いです。

抜歯が必要になる

歯の大きさと顎の大きさがアンバランスな人は、部分的に歯が重なってしまう場合があります。重度になると抜歯が必要です。

抜歯をすると、歯の移動量が増えるため治療期間が長引く可能性があります。抜歯をすると歯1本分のスペースが開くため、移動量が1cmを超えるケースも珍しくありません。

歯を1cm動かす場合、約1年半以上の時間がかかるため、保定期間を入れると治療期間は合計で3年におよびます。

リファインメントが必要になる

インビザラインにおけるリファインメントとは、治療計画を修正しマウスピースを追加することです。

インビザラインは事前に歯の動き方をシミュレーションし、治療計画を立てます。しかし、シミュレーション通りに歯が動くケースはほとんどなく、多少の誤差が生じる場合が多いです。

定期検診で治療計画の修正が必要と判断された場合、マウスピースを追加するためその分の治療期間が長くなります。

交換時期を勝手に早める

歯がスムーズに動いていればマウスピースの交換時期が早くなり、その分だけ治療期間も短くなります。しかし、自己判断で勝手に交換時期を早めるのは、かえって治療期間を長引かせる原因になるので注意しましょう。

まず、歯を動かすには適切な圧力が決まっています。強い圧力を加えても、歯が早く動くわけではありません。

交換時期は勝手に早めずに、必ず歯科医師の指示に従ってください。

インビザラインの治療期間を短縮するためにすべきこと

インビザラインの治療期間を短縮するためにすべきこと

スムーズに歯が動いていると、その分インビザラインの治療期間を短縮できます。では、スムーズに歯を動かし、治療期間を短縮するためにすべきことについて解説します。

装着時間を守る

インビザラインは取り外しが自由な治療のため、装着時間を短くしてしまう人もいます。しかし、適切な圧力を持続的に加える必要があるため、装着時間が短いと効果が減ってしまいます。

治療期間を短縮するためにも、装着時間は1日20時間以上を守りましょう。できれば、食事と歯磨きの時間以外は常に装着しておくことが理想です。

チューイーを使って正しく装着する

マウスピースは移動した後の形で作られているため、装着時に浮いてしまうことがあります。浮いたままだと歯に圧力がかかりにくくなるため、しっかり装着することが大切です。

チューイーと呼ばれるチューブ状のゴムを噛むことで、マウスピースを歯にしっかりフィットさせることができます。

マウスピースを装着したらチューイーを噛んでしっかりフィットさせることを習慣づけ、正しくマウスピースを装着しましょう。

 H3 丁寧に歯を磨いて虫歯や歯周病を予防する

インビザライン治療中は歯がマウスピースに覆われているため、本来の自浄作用が働きません。そのため、虫歯や歯周病になりやすいです。

マウスピースを装着する前に、少しの汚れも残さないよう丁寧に歯磨きを行い、虫歯や歯周病を予防しましょう。

特に歯と歯の間は汚れを落としにくいため、デンタルフロスを使ってしっかり取り除くことをおすすめします。フッ素入りの歯磨き粉やフッ素ジェルを使うのもおすすめです。

禁煙する

タバコに含まれるニコチンは、血流を悪くして代謝を鈍くさせる作用があります。代謝が悪いと骨吸収と骨形成のスピードも遅くなり、歯の動きもゆっくりになります。

インビザラインの治療期間を短縮するなら、完全に禁煙することが理想的です。難しい場合は、少しずつタバコの本数を減らすことから始めましょう。

ワイヤー矯正と併用する

歯の移動距離が多い場合は、ワイヤー矯正と併用することで期間を短縮できます。

ワイヤー矯正はインビザラインよりも早く歯を動かせる治療です。初期はワイヤーで矯正しある程度整った後に、インビザラインに移行する人も少なくありません。

特に抜歯が必要な場合は、ワイヤー矯正と併用することをおすすめします。最近では、装着しても目立たないホワイトワイヤーもあるため、見た目が気になる人でも取り組みやすいでしょう。

まとめ

インビザラインの治療にかかる期間は、歯をどれくらい動かすかで変わります。また、自己管理が大切な治療なので、怠るとその分だけ期間が長くなる可能性があります。

インビザラインの治療期間を短縮するためにすべきことは、しっかり自己管理を行うこと、症例に応じてワイヤー矯正と併用することです。

まずは歯科医師の指示に従って、正しく治療を受けることを意識するとよいでしょう。