クリニック検索・予約インビザラインは痛い？痛みを感じる原因やタイミング、対処法を知ろう
歯列矯正には痛いというイメージが付きものですが、近年主流になってきているインビザラインでも痛みは感じるのでしょうか？
また、痛みを感じた場合はどのような対処をするべきなのでしょうか。
この記事では、インビザライン矯正治療による痛みについて、原因や対処法を解説します。
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インビザラインは強い痛みを感じる治療なのか
インビザラインとはマウスピースを使って、少しずつ歯列を整えていく治療法です。ゆっくり歯列を整えていくので、痛みが少なそうなイメージもありますが、はたして耐えられないくらいの強い痛みを感じることはあるのでしょうか？
まずはインビザラインは痛みを感じる治療なのかを解説します。
インビザラインでは痛みを感じる場合がある
まず、インビザライン治療中に痛みを感じることはあります。痛みの度合いは個人差がありますが、歯を動かす治療法なので多少の痛みは伴うものです。
痛みを全く感じないように治療することはできないので、多少の痛みは覚悟しておいた方がよいでしょう。
ほかの矯正治療よりも痛みは少ない
インビザラインで痛みを感じる場合はありますが、ワイヤー矯正などほかの治療よりも痛みは少ない傾向があります。
まず、ワイヤー矯正の場合は、複雑な形をした装置を取り付けるため、顎や唇、粘膜にあたって痛みを感じることが多いです。また、強度を調整する際にも強い痛みを感じることがあります。
一方、マウスピースで矯正するインビザラインは、表面がなめらかなマウスピースを使うため、周りに当たって痛みを感じることはありません。
さらに、マウスピース自体は1枚あたり最大0.25mmまでしか動かせないので、強制的に一気に歯を動かすことはできません。少しずつ動かしていくため、移動による痛みも少ない傾向にあります。
実際にインビザライン治療を行った人の口コミには、「思った以上に痛みはなかった」「耐えられる程度の痛みなので、治療も苦痛じゃなかった」などの意見も多くありました。
インビザラインの痛みを感じる原因とタイミング
インビザラインでは痛みを感じにくいものの、痛み自体がないというわけではありません。
では、どのようなタイミングで痛みを感じるのか、原因とともにご紹介します。
H3 歯が移動するときに痛みを感じやすい
初めてマウスピースを装着したときや、新しいマウスピースに変えたときは、歯に圧力が強くかかるので痛みを感じやすくなる可能性があります。
ただし、インビザラインは少しずつ歯を動かしていくので、マウスピースに慣れれば痛みは自然と治まります。
敏感になっているから食べ物を噛んだときに痛みが出る
インビザラインの治療期間中は、歯の周りの組織が敏感になっているため、食べ物を噛んだときに痛みを感じやすくなっています。
とくに新しいマウスピースに交換してから2～3日くらいまでは、歯根周りの歯根膜と呼ばれる組織が敏感になっているので痛みを感じやすいです。
アタッチメントやマウスピースで粘膜が傷ついたとき
アタッチメントやマウスピースを装着すると、粘膜に触れやすくなります。
本来触れない場所に何かがあると違和感が強くなるだけでなく、知らずのうちに傷ついて痛みを感じる場合があります。
マウスピースが変形している
マウスピースが変形していると、閉経部分が口の中を傷つけてしまうことがあります。
もしもマウスピースが変形している場合、そのまま放置してしまうと治療計画通りに進まなくなってしまうため、もしもマウスピース側に問題がある場合は必ず医師に相談しましょう。
アタッチメントが尖っている
インビザラインではマウスピースをしっかり固定するために、歯の表面にアタッチメントを作成します。
アタッチメントが尖っていると、口の粘膜が傷ついて痛みが出る場合もあります。
インビザラインで痛みがあるときの対処法を解説
インビザラインは自己管理が大切な治療法です。痛みを長く我慢し続けると、モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、我慢をせずに正しく対処することが大切です。
インビザラインで痛みを感じたときにどのような対処を行うべきか解説します。
痛み止め（鎮痛剤）を服用する
手っ取り早く気軽に痛みをなくすには、痛み止めの服用が有効です。
歯科医院の方で痛み止めを処方してもらえる場合もありますが、市販のものを服用しても問題ありません。
ただし、痛み止めを服用すると、歯の動きが遅くなる可能性もあるので、服用しすぎないように注意しましょう。
できれば、我慢できないと感じた場合のみに服用することをおすすめします。
硬い食べ物を避ける
硬い食べ物は歯に刺激が伝わりやすいため、痛みを感じる場合が多いです。噛んだときに痛みを感じやすい場合は、硬い食べ物を避けて、刺激の少ない柔らかい食べ物を食べるようにしましょう。
おすすめは柔らかい豆腐や卵料理、麺類、煮物、ひき肉などです。力をあまり入れずに噛める程度の柔らかい料理なら、痛みを感じにくいでしょう。
歯科用ワックスやヤスリを使う
アタッチメントやマウスピースが当たって痛い場合は、歯科用のワックスを使って摩擦を減らしましょう。場合によってはやすりで研磨してもらうことも可能です。
ちなみにワックスは飲み込んでも人体に影響はありませんので、安心して付けることができます。
また、ヤスリを使う場合は変形しない範囲で削るようにしましょう。心配な場合は、歯科医師に相談してからヤスリがけを行ってください。
担当の歯科医師に相談する
痛みの原因や程度は人それぞれ異なるので、まずは歯科医師に相談するようにしましょう。
自己判断で痛みを止める対処を行った場合は、必ず受診時に痛みがあったことと、どのような対処をしたか伝えてください。
まとめ
インビザライン矯正治療中に、痛みを感じる場面は多々あり、痛み自体をゼロにすることはできません。
しかし、ほかの矯正治療よりも痛みが少ない傾向があるため、痛みに敏感な人ほどインビザラインが合っていると言えるでしょう。
なお、どうしても痛みに耐えられない場合は我慢し続けるのではなく、痛み止めを服用したり、医師に相談したりして対処してみることをおすすめします。
