マウスピース矯正とEライン

2022.08.29

Eラインという言葉を知っていますか？
Eラインとは「エステティックライン」と呼ばれる言葉で今まではよく美容外科で用いられる言葉でした。
最近では歯列・歯科矯正分野でもよく聞かれる言葉となってきました。

Eラインとは？理想のEラインとは？

Eラインとは、お顔を真横から見た際の鼻と顎を結んでできる直線のことを言います。
横顔の美しさの基準として使われることが多い言葉です。
Eラインの線上もしくは、Eラインよりも少し内側に口先が位置するのが、理想的で美しい横顔と言われています。

自分で横顔を見るのは難しいことですが、鏡を見なくとも、ご自身の人差し指を鼻先と顎先につけることで体感で確認できます。
人差し指に唇が当たるか、わずかに触れるくらいであると、理想的なEラインに近い状態といえます。
※あくまでEラインは一つの基準です。

歯列・歯科矯正（マウスピース矯正）とEライン

今まで美容外科で使われていたEラインという言葉。
美容外科では鼻の高さや顎の形・高さを成型することで、患者様の望む理想のEラインに近づけてきましたが、歯列・歯科矯正は矯正治療による噛み合わせから改善を考えるため、近年意識されてきています。

出っ歯や受け口

Eラインでお悩みの方は、上顎前突（出っ歯）や下顎前突（受け口）の症状の方が非常に多いです。
上顎前突（出っ歯）の症状の場合は、Eラインの外へ口元が出ており、逆に下顎前突（受け口）の方は顎部分がEラインの外へ出てしまっています。
こういった方は見た目はもちろん、噛み合わせにも問題があります。

歯列・歯科矯正（マウスピース矯正）は噛み合わせの改善も期待できるため、顎のずれや歯の傾斜角など、どのように改善するかしっかりとクリニックの先生と相談することをお勧めします。
ただし、歯列・歯科矯正（マウスピース矯正）は見た目のバランスだけを重視した治療ではないことをご了承ください。

まとめ

マウスピース矯正などで歯科・歯列矯正を行うことで、歯並びはもちろん、そこから噛み合わせ・Eラインの改善も期待できます。
Eラインとは、もともと欧米人を想定した基準ですし、美しさとは人の感じ方によって左右されるものです。
日本人（東洋人）の顔立ちは、骨格の”彫り”が浅く、鼻は低めで顎が小さいという特徴もあります。

是非カウンセリングの際に、歯並びだけでなくEラインについてもクリニックの先生に相談してみてください。
口元、横顔のお悩みの改善も考慮し、治療計画を立案してもらいましょう。